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2018/10/29

11月25日(日)茶室見学へのお誘い~今年はUD見学も一緒にやっちゃうよ!

「気候風土対応住宅」ってご存知でしょうか?私は、9月26日の理事会で初めて聞きました。

2020年から小規模建物も省エネ義務化が予定されていますが、日本の伝統的な木造住宅は外皮性能の基準に満たない場合、建てることが困難になるケースもみうけられます。
伝統的構法などの継承を可能とする仕組みの検討、地域の気候風土に応じた住宅であることにより外皮基準に適合させることが困難であると認めた要素のある住宅を地域の気候風土住宅と認定し、外皮基準の規定は適応除外とし、一次エネルギー消費量基準について緩和される認定指針が策定されるそうです。2020年からどうなるのだろうと思っていましたが、緩和措置もあるのですね。私も少しだけ、外皮計算と、一次エネルギー消費量計算に慣れて来ましたが、皆さまはいかがでしょうか?仕事量が増えそうですね?全部外注に出されますか?

さて今月の茶室見学の「白梅」と別館の「蔵人」は、古い建築物の有効活用という意味でも、また「車いすの花嫁でもOK」なUD結婚式場という意味でも、とても興味深い建物だと思います。

四日市市の四郷地区は、三重県の製糸行先覚者・伊藤小左衛門や紡績業を興した伊藤伝七など、明治期の企業家を排出した土地であり、亀山製糸工場や四郷郷土資料館など見る建物も幾つかあります。オプショナルツアーとして周辺散策も企画しています!近鉄四日市駅より、あすなろう鉄道で行く場合は西日野駅(終点)で下車します。バスより小さい、とても可愛い車両に乗って♪秋の大人の遠足を楽しみませんか?

今年の茶室見学は四日市市『ザ白梅クラシックガーデン』内の茶室です。
明治13年に建てられた「白梅」の造り酒屋、笹野酒造の別邸だった建物で、今は結婚式場の本館と『懐石白梅』として使われています。
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茶室は他から移築されたものだそうです。

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本館「白梅」でのランチ
籠盛り弁当¥1.500-
+フリードリンク¥300-

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別館『蔵人rin sen kyo』ではUD見学をします。ここは白梅の酒蔵だった建物で本館よりさらに古いとされています。披露宴会場の他、挙式会場など全てがバリアフリーとなっていて、招待客はもちろん、花嫁さんが車いすの場合でも対応できる結婚式場となっています。

【日時】平成30年11月25日(日)ランチ    12:00~13:30
                 本館茶室見学 13:30~14:30
                 別館UD見学  14:30~15:30
【場所】本館:四日市市室山町340「ザ白梅クラッシックガーデン」
     別館:「蔵人 rin sen kyo 」
【参加費】¥1.500-(ランチ代) 
【申込み締切り】11月19日(月)
【集合場所】12時までに現地(参加者の方には追って連絡します)
       ※茶室見学用の白い靴下をお持ちください。

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●本館北に駐車場あり
(西に第2駐車場)
●四日市あすなろう鉄道
 西日野駅 下車
【本館】1.1㎞(徒歩13分)
【別館】800m(徒歩10分)
●宮妻口行きバス室山西下車

所属支部名・氏名・当日連絡先(携帯番号)を記入の上
題名を「茶室見学」で下記にお申込みください。
◇申込み先:(一社)三重県建築士会事務局FAX:059-225-4281まで。
◆問合せ先:mikejyo2014@gmail.comまで。

2018/10/24

平成31年2月23日24日東海北陸ブロック会 女性建築士協議会亀山大会へ参加しませんか?!

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「まちなみ・保存と活用 〜三つの「繋がり」が重なる三重〜」と題して「平成30年度 東海北陸ブロック会 亀山大会」を平成31年2月 23 日(土)・24 日(日)に開催します。

1日目:亀山市文化会館での開会式後、関宿、関中学校を見学 → 分科会(中浦豊子さんに、コメンテーターをお願いして、活動内容の御話をして頂きます。)
2日目:亀山市文化会館で女性委員会会議を予定しています。

宿泊先はルートイン亀山1号館、懇親会はホテル横の「あんぜん文化村」です。
受付や見学時の誘導係、会議のサポート等、ご協力いただける方を募集しています。
下記内容に記入のうえお申込み下さい。
現在、人員配置を検討中ですので、スタッフの人数を把握するための仮申込になります。大会への正式な申込みは、後日ご案内する予定ですので、ぜひご参加ください。

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関中学校

◇申込み先:(一社)三重県建築士会事務局FAX:059-225-4281まで。

所属支部名:              支部 東海北陸ブロック会 亀山大会 仮申込み
□ 23日のみ参加
□ 24日のみ参加
□ 2日間参加
□ 懇親会参加  □ ホテル宿泊
氏名:
当日連絡先(携帯番号):

◆問合せ先: mikejyo2014@gmail.com
2018/10/17

夏休みLIXIL講座「世界を変えるトイレとは?」に行ってきました。

毎月自然災害の話になりますが、北海道で震度7の地震がありました。今まで映画の世界かと思っていたブラックアウトが現実に起こって、電気が使えない不自由さは生活が便利になればなる程、切実な問題になりますね?被害を受けられました皆さまには、謹んでお見舞い申しあげます。

さて、今回は8月3日に「世界を変えるトイレとはI?」と題した“夏休みLIXIL講座(子ども向け)”のご報告です。男の子2人、女の子2人と大人8人に集まって頂きました。

(株)LIXILの阿部様、田中様にイラストや質問も混ぜて解りやすく説明して頂きました。
自由研究の題材にすると熱心に聞いて頂いた僕は宿題完成したでしょうか?

事前にメーリングリストにはメールさせて頂きましたが、月初めに「みけじょ通信」が届いて、3日目に開催でしたので、気付いた時には終わっていたと言う方もみえたかも知れません。
開催日と案内の日程は、もう少し検討して決める様に致します。
                               (女性委員長 中東 恵)

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御存知の方もあるかも知れませんが、大人向け資料の一部を掲載します。
推定24億人。これは、安全で衛生的なトイレを利用できずに生活している人びとの数で、現在の世界人口の実に3分の 1に相当します。そして、 このうち約9 億5千万人が屋外で排泄しなければならない生活を送っています。また、不衛生な水や劣悪な衛生環境による下痢性疾患で、毎日約800人の5歳未満の乳幼児が命を落としているのです。

さらに、学校における衛生的なトイレの不足は、女子児童が通学をあきらめざるを得ない大きな要因となっており、教育の機会を奪い、貧困を招くという負の連鎖を生み出しています 。
女性にとって屋外での排泄は、人間の「尊厳」に関わる問題だけではありません。そのために自宅や学校から離れた人目につかぬ場所を深さねばならず、移動の途中で嫌がらせや暴行を受ける危険とも隣り合わせなのです。                                 
さらに女子児童は、学校に生理用ナプキンを処分する場所がないため月経中は授業を欠席せざるを得ません。このようなトイレの不足による危機的状況は世界各地で続いておリ、成長や発展の妨げとなっています。・・・・・・・・・

ご興味のある方は「みんなにトイレをプロジェクト」で検索してみて下さい。

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2018/10/10

平成30年度第28回全国女性建築士連絡協議会(高知)に参加してきました

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■C分科会「歴史的建造物と建物再生」 文/今岡三香
■コメンテーター 曾我部 千鶴美(大阪府建築士会)
■分科会の趣旨
地域の歴史的建造物に、建築士や建築士会がどのように関わっていけるかなどの情報交換や意見交換をし、今後の取り組みについて考える。
■内容
平成23年に御鎮座1800年を迎えた住吉大社がある大阪市住吉区に数多く残る蔵を調査するため、建築士が中心となり『住吉蔵部』が発足され、平成24年度と28年度の2度にわたり蔵の全数調査をしてマップをつくり、蔵が残った理由の検証と実測調査、特徴等をまとめた「すみよし蔵ものたがり」「すみよし蔵ものがたり2」を発刊されたそうです。
市民・区民向けのセミナーや蔵を見つけるまち歩きを実施し、蔵の所有者の協力を得て蔵の実測調査を行い図面化と模型作成をするなど、新たに造られることの少ない蔵を何とか維持・保全・活用できないものかと活動を続けられているお話を聞かせていただいた後、参加者全員から、それぞれの蔵に関する活動報告や意見などが活発に交わされました。

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全国女性建築士連絡協議会は今年で28回目を迎えたので、歴史的建造物をテーマにした分科会も 同数程度開催されたことになり、全国の女性建築士の仲間達の活動も年々素晴らしい情報や実績が構築されているようです。建築士連合会が取りまとめる全国ヘリテージマネージャーネットワーク協議会とも今後連携、情報共有などが進めば、もっと歴史的建造物保全の取り組みが広がるのではないかと、われらが三重県建築士会のご意見番、大森氏が締め括り、さすが!と初心者の私が隣で感心していた様子をお伝えし、C分科会の報告とさせていただきます。

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